■ GMHグループ 会社紹介
環境と品質を両立する特殊鋼メーカー
自動車業界をはじめとする製造業において、CO₂排出量の削減は極めて重要な課題となっています。
各企業は、環境負荷の低い製造技術の導入、原材料のリサイクル、さらには製品ライフサイクル全体での環境影響低減に
取り組んでいます。
こうした潮流の中、ドイツを拠点とする特殊鋼メーカーであるGMHグループは、持続可能な社会の実現に向けて、
低排出かつリサイクル可能な鋼材の開発・供給を推進しています。

電気炉によるグリーンスチールの実現
GMHグループは、電気炉(EAF)を活用した製鋼により、従来製法と比較してCO₂排出量を約80%削減した鋼材の製造を
実現しています。
製造には、ほぼ100%スクラップ原料を使用しており、廃材を高品質な鋼材へと再生しています。
また、鋼材は繰り返しリサイクルが可能であり、再利用を重ねることでカーボンフットプリントのさらなる低減に
貢献します。
加えて、副産物であるスラグも道路建設資材などに再利用されており、資源の有効活用を徹底しています。
このように、GMHグループはクローズドループ型の製造プロセスを確立し、温室効果ガス排出の削減に積極的に
取り組んでいます。

国際基準に基づく環境目標
GMHグループは、SBTi(Science Based Targets initiative)に参画し、科学的根拠に基づいた気候目標の設定と
検証を行っています。
これにより、パリ協定に整合した透明性の高いCO₂排出削減を推進しています。
同社は、2039年までに気候中立な鋼材の実現を目標としており、グリーン電力の活用、水素対応型製造プロセスの導入、
持続可能なサプライチェーンの構築を通じて、環境配慮型産業への転換を加速しています。
高品質工具鋼と一貫生産体制
GMHグループの工具鋼は、アルミダイカストやプラスチック射出成形など、幅広い分野で使用されています。
グループ企業であるSchmiedewerke Gröditzは、24MNおよび60MNの自由鍛造プレスと、
3基の最新鋭ESU(エレクトロスラグ再溶解)設備を備えた一貫製鉄所として、高品質な鋼材を安定供給
しています。
製品ラインアップは、プラスチック金型用鋼、ダイス鋼、ダイカスト用熱間工具鋼、ステンレス鋼など多岐にわたり、
焼鈍材および熱処理材の両方に対応しています。また、通常製法材に加えESR材も提供しています
大型材・先進分野への対応力
Gröditzは、大型鍛造品に強みを有しており、ダイホルダーやモールドフレーム、さらにはギガキャスト用途向けの
工具材料にも対応しています。
平材は板厚250mm以上、丸材は直径300mm以上のサイズから供給可能であり、大型化が進む製造ニーズに応えています。

まとめ
GMHグループは、電気炉を活用した環境配慮型製鋼と、高品質な工具鋼・鍛造品の供給を強みとする特殊鋼メーカーです。
循環型経済の実現とカーボンニュートラルへの取り組みを推進しながら、世界の製造業に対して信頼性の高い
材料ソリューションを提供しています。
■連絡先
株式会社JIEBAO JAPAN 門脇 聡
kadowaki@jiebao.co.jp